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お知らせ
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気管支喘息や咳喘息の症状発現に注意しましょう
「気管支が弱い」 とか 「喘息っぽい」 と言われたことはありませんか? 甲斐市 南アルプス市 昭和町 甲府市 北杜市 中央市 山梨県 国中地域 中北地域
風邪と言われて内服薬を言われたとおりに服薬しているのに咳が治まらない といったことはありませんか?
もしかしたら 『(気管支) 喘息』 や 『咳喘息』 にかかっているのかもしれません。
「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」 といった音 (喘鳴といいます) がしないから喘息ではないだろうといったこともよく聞きます。
喘息の特徴的な症状は 【咳】、【喘鳴】、【呼吸困難感】 がありますが、
軽症喘息では咳が長引いているだけの方が多いですし、咳喘息では咳以外の症状は見られないのが特徴です。
喘息かもしれないと思うこともあるけど、「喘息と診断されたくない」 から病院には行きたくないといった
ことを耳にすることもあります。
また、喘息はこどもに多い疾患と思われている方が多数いらっしゃいますが、
実は成人になってから (厳密には15歳を超えてから) 発症する喘息患者の方が多い病気です。 成人喘息 高齢者喘息 おとな喘息 小児喘息
厚生労働省の患者調査にもありますが、2008年の段階でも15歳未満:41%,15歳以上:59% となっており、
この傾向は他の年度でも大きく変わりません。
この中でも特に18歳以上で発症する患者さんが多くなっています。
成人だから喘息ではないといったことはありませんので、ご注意ください。
喘息症状が出るきっかけになりやすいものは何でしょうか?
最も多いきっかけは 風邪などの呼吸器感染症 (71.9%) です。
続いて 天候 (57.9%)、ホコリ (52.5%)、
更に 疲労、ストレス や 花粉、アルコール (飲酒)、運動、睡眠不足、タバコ、ペット 等が挙げられます。
[文献 ; アレルギー・免疫 19:1120-1127,2012]
ダニやホコリといったものは1年中注意が必要ですが、
これからの気温の変動が大きくなる時期はこれらに加えて
風邪にかかりやすかったり、天候変化があったり (気温低下や台風接近など)
秋の花粉 (イネ科やキク科) が舞ったりと、症状が出現するきっかけが目白押しになり注意が必要となります。
喘息の病態解明とともに喘息治療は進歩し、喘息死は減少の一途となっています (2012年 日本では1874人)。
また、他の疾患と違い、喘息は正しい治療を受けずに放置すると治療が効きにくくなってしまいます。
(専門的な用語では 【気道のリモデリング】 が生じてしまうことになります)
早めに診断をつけて、正しい治療を受けることが将来的な悪化を予防でき、
使用する薬剤も結果的には少なくて済むといったこともしばしば見られます。
診断には 「呼吸機能検査 (肺機能検査、スパイロメトリー) 」 等の検査を受けて
呼吸器内科医に結果を見せるようにしてください。 (胸部Ⅹ線 (レントゲン) 検査等の画像検査では診断できません)
風邪と言われて内服薬を言われたとおりに服薬しているのに咳が治まらない といったことはありませんか?
もしかしたら 『(気管支) 喘息』 や 『咳喘息』 にかかっているのかもしれません。
「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」 といった音 (喘鳴といいます) がしないから喘息ではないだろうといったこともよく聞きます。
喘息の特徴的な症状は 【咳】、【喘鳴】、【呼吸困難感】 がありますが、
軽症喘息では咳が長引いているだけの方が多いですし、咳喘息では咳以外の症状は見られないのが特徴です。
喘息かもしれないと思うこともあるけど、「喘息と診断されたくない」 から病院には行きたくないといった
ことを耳にすることもあります。
また、喘息はこどもに多い疾患と思われている方が多数いらっしゃいますが、
実は成人になってから (厳密には15歳を超えてから) 発症する喘息患者の方が多い病気です。 成人喘息 高齢者喘息 おとな喘息 小児喘息
厚生労働省の患者調査にもありますが、2008年の段階でも15歳未満:41%,15歳以上:59% となっており、
この傾向は他の年度でも大きく変わりません。
この中でも特に18歳以上で発症する患者さんが多くなっています。
成人だから喘息ではないといったことはありませんので、ご注意ください。
喘息症状が出るきっかけになりやすいものは何でしょうか?
最も多いきっかけは 風邪などの呼吸器感染症 (71.9%) です。
続いて 天候 (57.9%)、ホコリ (52.5%)、
更に 疲労、ストレス や 花粉、アルコール (飲酒)、運動、睡眠不足、タバコ、ペット 等が挙げられます。
[文献 ; アレルギー・免疫 19:1120-1127,2012]
ダニやホコリといったものは1年中注意が必要ですが、
これからの気温の変動が大きくなる時期はこれらに加えて
風邪にかかりやすかったり、天候変化があったり (気温低下や台風接近など)
秋の花粉 (イネ科やキク科) が舞ったりと、症状が出現するきっかけが目白押しになり注意が必要となります。
喘息の病態解明とともに喘息治療は進歩し、喘息死は減少の一途となっています (2012年 日本では1874人)。
また、他の疾患と違い、喘息は正しい治療を受けずに放置すると治療が効きにくくなってしまいます。
(専門的な用語では 【気道のリモデリング】 が生じてしまうことになります)
早めに診断をつけて、正しい治療を受けることが将来的な悪化を予防でき、
使用する薬剤も結果的には少なくて済むといったこともしばしば見られます。
診断には 「呼吸機能検査 (肺機能検査、スパイロメトリー) 」 等の検査を受けて
呼吸器内科医に結果を見せるようにしてください。 (胸部Ⅹ線 (レントゲン) 検査等の画像検査では診断できません)
(保坂クリニック) 2014年9月17日 17:11
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